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ニッカ 余市蒸留所 見学 [旅行]

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GWの前半に再度訪れましたニッカの北海道余市工場です。
今年はNHKの朝ドラで竹鶴夫妻をモデルにしたドラマ「マッサン」が放送させる事もあって原酒が売り切れたら困ると、勇んで出かけてきました。
天候はとても良く、GWの前半でもあったので見学する人も少なく、落ち着いて見て回る事ができました。
また発売されたばかりの竹鶴21年ポートウッドフィニッシュの試飲もできたので、これは有り難かったですね。
数量限定で、しかも業務店向けが優先で一般向けの本数が少ないとなれば、今回は購入どころか飲む事も難しいかなと諦めていたので、ホッとしました。
まあ結果的には買わなくて正解かもしれません。同じ21年であれば通常版の竹鶴の方がずっと美味しい印象でした。しかも価格は倍もするとなっては、もうコレクターズ・アイテムなボトルです。確かに香りは素晴らしかったですが、味わいが…。まあ開栓したてなので判断するには少々早いかもしれませんが。
とまあ試飲も色々して心持ちも良くなったので、今回は初めての事にも挑戦してみました。
それは竹鶴ご夫妻のお墓参り。
実はご夫妻のお墓は余市蒸留所を見渡せる小高い丘の上にあると聞いていたので、今回蒸留所の案内の方に場所を聞いて行ってみました。
ただ案内所で貰った地図が、かなり大雑把な地図で果たしてちゃんとたどり着けるかが不安でしたが、実際に行ってみるとそれ程遠い道のりでもなく、最初はレンタサイクルかタクシーと考えていたのですが、ゆっくり歩いても20分ほどで辿り着く事ができました。
お墓からは確かに余市蒸留所が一望できて、静かな落ち着いた丘の上はとても穏やかな場所でした。もしも蒸留所に行かれる事がありましたら、一度は訪れても良いかと思います。お墓は余市橋を渡った時に遠くに見る事ができます。

余市橋の上から1枚。遠くに二人のお墓が見えます。
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最後に余市へ行く時のお得情報。
我が家は北海道へは飛行機で行くのですが、新千歳に到着してから購入するJRの切符で毎回買っている「お散歩キップ」。余市まで行けて購入日であれば乗り降り自由と使い勝手がとても良いです。なにせ新千歳から余市へ行く正規料金の運賃よりもちょっぴり安くなりますし、宿が小樽や札幌でも余市に行って戻って来る事もできるのでいつも重宝しています。
ただ購入できる期間が決まっていて、GWや土日は買える筈ですが、JR北海道のHPで確認した方が良いです。
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そして帰りの空港で飲んだ一杯はコレ!サッポロ黒ラベル The北海道。美味しかったです!
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サントリー 山崎蒸溜所見学 [旅行]

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ゴールデンウィークの前半を利用して行って来ましたサントリー山崎蒸溜所。
サントリーのホームページで確認した所、有料試飲+工場見学の匠の技コースに空きがあったので申し込み。
山崎蒸溜所は京都と大阪の間位に位置し、交通の便も良いので関西圏の人には行きやすい蒸溜所なんでしょうね。
前泊した大阪の心斎橋のホテルから地下鉄→JRと乗り継いで一時間かかりませんでした。
山崎駅周辺でお昼を食べて、ゆっくりと向かったのですが、見学開始時間の二時間も前に到着してしまい、時間をつぶすのに苦労しました。
ここで焦っても仕方がないので、とりあえずウイスキー館でブラブラ&有料試飲。

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通路に並んだ各種ウイスキー原酒の展示。たくさん展示してありますが同じカスクが結構置いてあるので種類はそれほどでもなさそうです。

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有料試飲ではミズナラ原酒、シェリー原酒、響21年、山崎25年の4杯をオーダー。山崎50年が残っていればと思ったのですが、さすがにもうありません。

カミさんと私はミズナラが一番気に入りました。どれも美味しいと思いますが、やはりミズナラは味と香りのバランスが素晴らしいです。まあ値段もそれなりに高いですが…。

テーブルで酔いを醒まして、ようやく集合時間となりました。
二階の見学受付で受付を済ませ、コースの始まりです。
まずは工場内の見学。

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マッシュタンクは二基あります。ニッカのものより若干大きいでしょうか…。

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発酵タンクは木桶。見えている部分は高さがありませんが、実際はかなり深いのでしょう。

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ポットスチル各種。いろいろな形状のタイプがあり、多様な原酒造りを行うことができるとのこと。

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樽の貯蔵所。見学用の貯蔵庫とは思うのですが、それでもかなりの数の樽が置かれています。一番古いのは1923年、中身はほとんど無くなってしまっているでしょうけど、サントリーの大切な遺産ですね。

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モルトだけでなくグレーンの樽もありました。鏡板が黒地でサングレーンと書かれています。

見学の後は匠の技講座。

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原酒を飲み比べて、ブレンダーの仕事をビデオ講座で紹介する内容でした。
山崎12年を構成する原酒(ホワイトオーク、シェリー、ミズナラの三種)とニューポット、それにティスティング用に山崎12年。
飲み方の体験用に山崎12年と響17年を1ショット。これは美味しいハイボールの作り方を体験する為に用意されてました。

ニッカの余市蒸溜所と違って、自由に見学することが出来ないのは残念です。まあ余市が特殊なんでしょうけどね。
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冬の余市蒸溜所 [旅行]

昨年の四月以来なのでほぼ一年ぶりに行って来ましたニッカ余市蒸溜所。
前回はもう春だったので、寒さもそれ程ではなかったのですが今回はまだ三月。
なので暖かい服装をと準備万端整えて出発したのですが、実際はそれ程寒くなくダウンジャケットを着て歩いていると暑いくらいでした。
流石に雪は残っていましたが、蒸溜所の歩道は奇麗に除雪がされていて歩くのに支障は全くありません。
今回はマイウイスキーで作った樽の見学をお願いしたので、樽の熟成庫へ向かう道だけは除雪がされていませんでしたが、そこは通常の見学コースから外れているので当然と言えば当然。
私らが作ったウイスキー(作ったと言っても実際は樽詰めして運んだだけですが)は貯蔵庫の奥の方に移動していました。樽は毎年出ていくし、新しい樽も入ってくるので位置は常に変化しているとの事です。

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さて見学も終了したので、案内してくれたおねえさんにお礼を言ってひとまず食事となりました。いつもであれば蒸溜所近くの柿崎商店で海鮮ランチなのですが、今日は蒸溜所内のレストラン樽でランチです。
オーダーしたのはハイボール二つに私は鹿肉の焼肉定食でカミさんはウイスキーとワインのしゃぶしゃぶ定食。
鹿肉は野性味があり、やわらかで美味しかったのですが、面白かったのはカミさんが頼んだラム肉のしゃぶしゃぶ。鍋が二つに仕切られていてウイスキーとワインが煮立てられています。
ここに野菜やラム肉を入れて頂くのですが、ウイスキー好きは思わず笑ってしまう味わいです。素晴らしく美味しい!とまでは言い難いですが、なぜか笑ってしまう味わいです。

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さて、お腹も膨れたので次はウイスキーの試飲です。ウイスキー博物館内の有料試飲場でいくつかウイスキーをオーダーしてみました。
頼んだのは竹鶴35年、原酒25年、アップルブランデー、原酒15年、原酒20年。どれもこれも美味しく、原酒は余市らしいピーティーさと青リンゴの様な香りが楽しく、竹鶴は言う事なし。
この他にノンエイジングの余市等を2~3種ほど。
良い感じで酔っぱらって結局お土産に25年原酒等々4本ほど購入してしまいました。

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この後、蒸溜所のショップコーナーで「天使のわけまえ」なるアイスクリームを購入。列車の中で食べましたが、ほんのりとウイスキー風味が有ってこれも美味しかったですね。
さて、夕飯は札幌へ移動して北海道に来た時は必ず寄るおでんやさんの「一平」さんへ。旬の素材を次々と出してくれるお店で、三つ葉をさっとおでん出汁で暖めた物や、蛸の刺身を薄切りにして出汁で軽く火を通した一品とかを次々に出してくれます。飲み物はビールと日本酒を(笑)
〆はタケノコご飯で夕食は終了。今度は宿のある小樽に戻ります。今回はJRのお散歩切符を購入したので新千歳~余市間は何度でも乗り降りできるのが嬉しいです。

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小樽に来たならばこれまた必ず寄るBarリタで軽く一杯の筈がお任せティスティングを1セットずつ。余市20年、竹鶴21年、スーパーニッカ15年、ブレンドオブニッカ17年、ハイランドパーク18年、ハイランドパーク12年、タムデュ、竹鶴35年を飲んで今夜は終了となり宿に戻って爆沈しました。
いやはや、随分と飲んだなあ(笑)
タグ:ニッカ
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ウイスキーうんちく教室 [旅行]

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キリン・ディスティラリー 富士御殿場蒸溜所 見学

10/15にキリンの御殿場蒸溜所へ行って来ました。
小田急線で新宿から特急一本で御殿場まで行けるので、他の蒸溜所と比べると行きやすい蒸溜所です。
ここでは「ウイスキーうんちく教室」と銘打ってウイスキー造りに関する説明会を年に数回ほど行っているのですが、今回はコレに参加してきました。
当日の朝は御殿場辺りで激しい雨となり、乗っていたあさぎり三号が松田で40分も出発を見合わせるアクシデントがあり少々焦りましたが、昼食をコンビニのおにぎりで誤魔化しつつ何とか開催時間には間に合いました。
最初は工場見学から。
場内を清潔にする為と服が汚れないようにする為に紙製のコートと帽子が支給され、通常とは反対回りで見学コースを回ります。

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最初は蒸溜塔。通常の見学ではポットスチルを窓越しに見る事になりますが、我々は作業所内まで入って見学を行います。
ポットスチルは全部で四基。シーバス社のストラスアイラ系との事で、粗溜釜二基、精溜釜一基と展示用一基があります。粗流釜はストレートヘッドで精溜釜はバルジタイプとなっていて、アームはどれも若干上向きになっていました。
残念な事に作業所内は撮影が禁止で、濃度の高いアルコールがある場所ではストロボ等で万が一にも発火しては危険と言う事で禁止になっていました。
さて、工場内ですが面白い事に、ポットスチルの横に見慣れないステンレスの蒸溜釜がありました。
実はその蒸溜釜は焼酎用でウイスキー用のポットスチルと並んで置いてある事は何となくおおっぴらにしたくないのだそうで、通常の見学では説明していないとの事。
その作業所をさらに奥へと進むと、とたんに室温が上がり稼働中のバッチ式蒸溜器がありました。稼働しているので蒸溜器にある丸い窓を覗くと蒸溜液が沸騰する様子を見る事が出来ます。
バッチ式蒸溜器は銀色の円形ですが、内部はやはり銅製とのことで、五階建て程の高さがある大きな円筒が四本並んで建っていました。
この蒸溜塔の組み合わせでライトタイプ、ミドルタイプ、ヘビータイプのグレーンを作り分けているそうです。
ライトタイプはブレンデッド向け、ヘビータイプはバーボン風向け、ミドルはグレーンウイスキーとそれぞれ使い分けているとの事。
蒸溜の次は糖化と発酵タンクの見学。ここは窓越しの見学でサラリと流し、次に樽場の見学。

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ここではキリンが熟成に使用している樽の説明で、ここでは比較的小さなバレルと呼ばれる樽のみを使用しているとの事で、小さい樽の方が原酒と樽の接合面積の割合が大きく、熟成でも樽由来成分が溶け出しやすいと考えて小さい樽を使用しているそうです。
さらに樽場では30年モルト原酒と20年グレーン原酒を直接樽から出しての試飲も行う事が出来ました。
グレーン原酒は素晴らしかったのですが、モルト原酒は…。まあ私的には残念かなあと言う味わいでした。
さて工場見学はここまでで終了。次はいよいようんちく教室。

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ここで各種原酒や五大ウイスキーを飲み比べや、製造工程の違い、製造方法等の座学を聞きます。
各自のテーブル前には九個ティスティンググラスが並び、それぞれモルトニューポット、グレーンニューポット、モルト原酒、グレーン原酒、フォアローゼズ、クラウンローヤル、ジョニ黒、ブッシュミルズ、富士山麓樽熟50が入れられています。
キリンの取り扱っているウイスキー五種や蒸溜所の原酒の組み合わせは魅力的に思ったのですが、とても残念な事に全てのグラスは加水して20゚まで度数を下げてあり、原酒そのものを味わう事が出来ませんでした。
ここはやはり加水せずに原酒のままを試してみたかったですね。おそらくこの様な教室に申し込む人はウイスキーを飲み慣れている人だと思うし、そうでない人は自分で薄める事もできるので、残念でなりません。
最後に質疑応答で終了時間となったのですが、キリン傘下の軽井沢蒸溜所に関するきわどい質問も飛び出しましたが、それでも終始和やかに教室は終了となりました。
その後は蒸溜所の売店で、富士山麓18年とシングルグレーンを有料試飲。

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その他の無料試飲もあったのですが、今回はパスしてシングルグレーンと限定のピュアモルトを一本購入してきました。ピュアモルトは蒸溜所創立20周年の記念ボトルで20年ものでは無いのが残念。


さてさて、御殿場蒸溜所の感想ですが、もう一度行きたいか?と問われると、少々難しいかもしれないですが、一度は行っておいても良いかなって感じでしょうか。

これで見学した蒸溜所はニッカの余市・宮城峡、サントリーの白州、キリンの軽井沢・御殿場の計五カ所。
残りは山崎と秩父と信州と明石と....あとどこだったっけ。
タグ:見学
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